アンパンマンやトーマスって、これだけ時代が進んでも子どもたちにまだ不動の人気を保っています。これだけメディアが変化してるのに何十年も人気を保っていられるって不思議です。トーマスは、今観ると映像が3Dで進化しすぎてて驚きます。

アンパンマンはそんなに変わりませんが、結局あのシンプルさが最も洗練されているのかもしれません。

ところで、アンパンマンが絶対にしないことって知っていますか?

アンパンマンってものを食べないらしく、アンパンマンが何かを食べるシーンってこれまでにないそうです。食べ物を食べる行為って俗っぽい印象を与えていまいますから避けられているようです。

また、アンパンマンが自分の正義を疑うこともありません。アンパンマンとバイキンマンの正義が逆転することもありませんよね。状況によってバイキンマンのほうが正しくない?って子どもたちが思うような展開があれば、子どもたちの迷いを生んでしまい、その複雑さがアンパンマン離れにつながりかねません。

やっぱり人気が継続するものって、シンプルでわかりやすいんですね。複雑にするのは簡単ですが、シンプルに研ぎ澄ますことが一番難しいです。二番煎じだと、どうしても何かを付け足すことが多くて、元祖のシンプルさには勝てません。

そぎ落としたり、いかに何かをやらないかは、何かやるのと同じかそれ以上に重要そうです。