新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

滋賀県北部は、大寒波と予想していたほどの大雪にはなっていませんが、大晦日から元旦にかけてまとまった雪になったほか、量は多くないですが断続的にまだまだしぶとく雪が降り続いており、除雪業務から1年がスタートしています。

今年も騒がしくなりそうなコロナ関連ニュースでは、東京都などが緊急事態宣言発出の検討を政府に要請しました。

ワクチン開発が加速していると思えば、変異種が確認されたりと、今年もコロナ関連でさらなる変化が訪れる年になりそうです。

また今年は、脱炭素に向けた大きな変革の波が、経済や産業界、家庭にも浸透し始めそうです。

政府は昨年末、温室効果ガス排出量を2050年に実質ゼロにする成長戦略を策定しました。”実質ゼロ”というのは、温室効果ガス排出量が、自然界などで吸収される量とイコールになるまで削減するということです。

温室効果ガス削減が経済成長にとってネガティヴに捉えられがちだった時代も終わり、脱炭素社会の実現が経済と環境に好循環を生み出すという、ポジティヴな捉え方に変わりました。

最近ようやくDX(デジタルトランスフォーメーション)が定着してきたと思ったら、脱炭素に向けたグリーン成長戦略に関連する、GX(グリーントランスフォーメーション)という言葉も出てきました。

グリーン成長戦略では、14の重要分野ごとに課題や目標が策定されています。

これは、17のゴールを掲げる持続可能な開発目標SDGsを連想させます。SDGsもここ最近テレビでもよく取り上げられたりと、当初に比べたらかなり一般的になりました。

DXやSDGsが生み出した潮流に、GXという新たな流れが加わりました。結局それらすべてが、経済、環境や社会に好循環を生み出す大きな渦となっています。

土木業界、とくに法面業界にこれが影響してくるにはまだまだ時間がかかりそうですが、工法や材料開発の流れは間違いなくこれにのる必要があるでしょうね。

弊社が得意とするSD工法やユニットネット工法は、狭いところや、樹木を残したまま法面を保護する工法なので、ずっと前からそもそもこの流れにバッチリ乗っていて、わりとSDGsにはマッチしている企業です。

社会の流れと合致しているので、自信を持って今後さらにこの強みを伸ばしていきたいです。

今年も、安心して暮らせる交通インフラと生活環境の維持を目指して、技術を駆使して精進します。

2021年もどうぞよろしくお願いいたします。