ICT土工が施行されはじめたあたりから,当社では法面工事にICTを積極活用しています。UAV測量やレーザースキャナーを駆使した3次元測量データを用いて,施工管理の水準を高めてきました。ICT土工に遅れること3年,令和元年度ついにICT法面工(吹付工)としてICT施工の工種に法面工が追加されました。さらに令和2年度,法枠工もICT法面工の対象となりました。国交省が「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」を整備したことで,これまで補完データ扱いだった3次元データを法面の管理に公式に使い始めることができます。
法面現場で高精度なドローン(UAV)測量を行うには,ドローンのカメラを斜面に正対させて(斜め)撮影する必要が必要があります。
当社では,ドローン自動飛行かつ斜面正対測量ができるノウハウによって,ICT法面工に適応した3次元測量を行うことができます。
出来形管理基準等が整備された今,これまで蓄積したノウハウを活用して,ICTを法面現場でフル活用し,法面現場のイノベーションを推進していきます。