信用こそが価値であるという時代が、すでに始まっています。
お金と同じように、信用スコアをサービスへの支払いとできる時代が、もっと本格的にやってくるかもしれません。
信用が取引の基準だなんてと聞くと、ある種少女趣味のような、ふわふわした概念のようにも聞こえます。ただちょっと考えると、実際に金融の世界などでは個人の信用度で貸し付けの判断をしたりします。広く普及しているクレジットカードも、基本的には信用を対価に支払い月まで借金しているみたいなものですよね。
それに、信用調査などでは、企業の信用度がスコアとして表現されます。そのスコアが新規の取引に影響したりもするので、信用という評価基準はバカにできません。グローバル化が進んで、バックグラウンドが違う外国企業と取引するときなどは、なおさら第三者機関から見た信用スコアは強い意味を持つはずです。
そう考えると、何かサービスを提供した対価をこれまではお金で受取っていたけれど、代わりに信用スコアでくれ、なんていうやり取りも出てくるかもしれません。
そうすると、何か信用バンクのような、振込先を指定してその企業の信用スコアを上げられるような機関やサービスが必要になるかもしれません(もうとっくにありそうですけど)。
法面工事に限らず土木建設業の場合は、県や市から点数をもらえますけど、あれもある種の信用スコアでしょう。信用に重きが置かれるようになると、いずれISOのような民間の評価会社なんかも出てきて、工事中細かく査定されるような時代も来るかもしれません。
そういえば、食べログなどの星の数やamazonなどの商品レビューなんかも、基本的には信用スコアと同じなので、もうすでにそれに価値を置く動きは随分前から始まっているとも言えます。
ツイッターやインスタグラムのフォロワー数や、Youtuberのチャンネル登録者数も、実際は全部信用スコアと表現してもいいかもしれません。Facebookの友達数はちょっと違う気がします、なんででしょう(笑)
すでにお金があるところより、信用のあるところに結果的に仕事(お金)が集まってきています。
そしてそのスコアは、姿を変えた数字として、間接的に見れるようになってきています。
これだけ聞くと信用スコアに何の問題もなさそうですが、中国では国が個人の信用スコアを管理する動きがもう始まってるというから、驚きです。
あなた個人に対して、国が信用スコア何点と付けるとしたらどうでしょう?
信用度が高ければメリットも多くありますが、低いと何かと困りそうです。それに人から貧乏だと思われるより、信用がないと思われるほうが辛そうです。
信用が高値で取引される時代になると、街からゴミも消えるかもしれません(笑)