EUが外国企業による域内企業の買収規制を強化します。その新聞記事によると、新型コロナウイルスの影響で株安が続く欧州企業は割安感があるので、中国企業が買収先を探し回っているそうです。外国企業による買収規制となっていますが、ほぼ対中国向けでしょうね。

コロナウイルスの問題を自国が引き起こしておいて、ダメージを受けた他国の企業を割安で買収するって、まるで新たな敵対的手法のようでひどい話に思えます。
コロナ後に世界の秩序が崩れないように、インフラや医療、先端技術をはじめ、各国各分野に海外企業からの買収には厳格な審査基準を設けてほしいというのが、個人的な希望です。

一方で、この危機は我々のような中小零細企業にも、ある意味では投資のチャンスかもしれません。

販売不振の影響でモノやソフトが安くなるかもしれませんし、失業者が増えれば採用のチャンスになるかもしれません。経営不振に陥った同業社と合併したり手を組むような話も出てくるかもしれません。

ですが、どんな投資よりも、この危機下ではキャッシュ(現金)が物を言います。社員の生活を守って会社を存続させるためには、 投資の好機があっても キャッシュの確保を第一に考える日々がこれから続きそうです。

しかし、守ってばかりも精神衛生上よくありません。
せめて何か企みくらいは持っていたいです。