状況が状況なので、コロナ関連のいろんなフェイクニュースやデマが出回っていますね。情報が錯そうするなかで、適切な情報を取捨選択する能力が要求されています。

正しい情報を選ぶのは、工事をするうえでも同じです。どんな工事でも依拠している基準や設計書や工法マニュアルがあると思います。法面工事では、ロックボルトや法枠関係、そのほか特殊な工法資料などに依拠しながら施工を進めます。

ただ、自分が工法のパンフレットを作成したり、報告書をまとめたり、論文を書いたり、ものを活字にする業務を行うと当たり前のことに気づくのですが、世の中の活字になっているものって、結局すべて誰かが書いたものなんですよね。

特に本になっていると絶対的な事実のように当たり前として受入れがちですが、実際は誰かが悩みながら書いているものかも知れません

本に限らず、サービスや商品もすべて結局だれかがつくったものです。

さらには、常識や当たり前でさえ、誰かがつくったものです。

危機に直面すると、結局人がつくったものは多かれ少なかれ脆さを露呈します。

どんなに一般的なものごとも、結局そのへんにいる誰かがつくったものに過ぎないのです。