今週、KMUTT(モンクット王工科大学トンブリー校)にて、KMUTT x 金沢大学 x (株)大翔でジョイントセミナーを開催しました。

KMUTTからは、Assoc. Pro. Dr. Pornkasem Jonpradistが、金沢大学からは、弊社技術顧問の松本樹典名誉教授と共同研究を実施している熊助教がご講演くださいました。

KMUTT_civil engineering

非常に立派なキャンパスと研究施設の中で、学生が土木や地盤工学を熱心に学んでおられました。

ジョイントセミナーを開催するにあたって、熱心な学生の期待を裏切らないよう、ICT事業部の女性技術者も忙しい時間を縫って前の晩に到着したホテルにて最終打合せをしておりました。

Daisho_KMUTT_Kanazawa Univ.

われわれは、教科書を読んでわかる仕事をしていませんし、本セミナーに参加された修士や博士課程の学生も、教科書を読む段階は終わって、自分の研究と論文がのちの将来教科書になるような研究の日々を送られていると思います。

(株)大翔からは、純粋なアカデミックオンリーとは一味違った、アカデミックと実務を混ぜた情報が提供できる身として講演を行いました。

日本の斜面防災工事として、法枠やユニットネットの説明に加えて、SD工法で削孔している様子の映像も観てもらいました。それに続いてICT法面工として、3次元計測の方法や点群データの活用方法について話したところ、学生も興味を持って聞いてくれ、活発な質問もしてくれました。

norime_seminar
norimen_ICT_semina
KMUTT joint seminar_civil engineering

シンプルなグラウンドアンカーであるアースアンカーについて、砂だけでなく粘土地盤での引っ張り抵抗力に関する質問などもいただき、その用途についても実用的だと興味を持ってくださいました。

弊社が国内で行っている事業や技術は世界で需要があるものだと思っており、外の世界に技術を発信して交流を行うことは企業の技術力向上サイクルとして必要だと思います。大翔は国内はもちろん、世界を相手に影響を与えられる企業として技術力を高めていくつもりです。

KMUTT_金沢大学_大翔