今、学校では「生涯学習」を子どもたちに教えているそうです。
既に大人になったわたしたちは、「学習」と聞くと学校での授業を思い浮かべてしまうことが多いですが、生涯学習は「いつでも」「どこでも」「だれでも」「なんでも」、学習機会をその人に適した方法で選択して学ぶことを言います。
スポーツ活動や家庭教育、趣味なども生涯学習の一つです。
小さい子どもが外を歩いる間に新しいものをたくさん見つけて学んでいくように、大人になっても日常生活の中で学べることは多くあります。
子どもの頃は学びと強く意識していなくとも、今になって振り返ると、部活動や友人と遊びを通じて得る経験や気づき、コミュニケーション能力も立派な学習ですよね。
文部科学省は、人生100年時代や超スマート社会を迎えるにあたり、国民の一人一人の可能性とチャンスの最大化に向けて生涯学習の推進を行っています。
女性の社会復帰支援やリカレント教育の推進が勧められているのもこの一貫です。
人々がいつでも自由に学習機会を選択して学び、その成果が適切に評価される社会を目指すものとして、「生涯学習社会」という言葉も生まれました。
新型コロナウイルスでオフラインでの開催が難しくなった今は、オンラインサロンやオンライン開催の講座も増え、自ら行動すれば多様なジャンルについて学べる機会はたくさんあります。電子書籍や学習アプリも普及し、隙間時間での学習もしやすくなりました。
YouTubeやnoteも、今では無料で多くのことが学べる身近なツールになりましたよね。
オフラインでの学習の良さは学校教育や塾で実感していますが、地方に住む社会人としてはオンラインツールを使った学習機会が増えるのはとても有難いです。
学歴や資格よりも、学習歴や個人の能力が重視される生涯学習社会の実現に向けて、社会は動き始めました。
建設業でもi-Constructionがもっと進めば、自分の得意分野や能力を活かして働くことが求められます。
今後は学歴や資格を得るために学習した知識、努力する姿勢を土台にして、仕事でもプライベートでも学び続けることが、従来よりも大切になりそうです。