先日、現場で測量をしているときにすぐそばの木が揺れだしたので、何かと思えば猿が上から降りてきました。

湖北地方で猿や鹿を目にすることは珍しいことではありません。
ただ、真上の木から降りてきたのでテンションも上がってしまい、思わず写真を撮影。
猿はそんなこちらをゆっくり確認して動揺することもなく、斜面を軽々登って行きました(笑)
彼らのほうがなんだか上手ですね。

日本にいる野生の猿の主食は木の葉や木の実です。
どうしても猿=バナナと考えてしまいますが、日本にバナナなんて滅多にないですもんね。
これは動物園などで飼育してもらっている猿たちの特権かもしれません。
てっきり木は日陰で休憩する場所なんだろうとくらいに思っていましたが、葉を食べたり枝を折って遊んだりと猿たちにとって木の存在は大きいようです。

法面工事をしていると、猿のほかにもカモシカなど多くの動物を目にします。
補強するといえど自然が減るのは少し申し訳なく思うこともあるのですが、今回の現場はユニットネット工法のため、動物たちに木を残してあげることが可能です。

景観を守れることは人から見ても魅力的です。
でももしかしたら動物たちにとってはもっと魅力的に映っているかもしれません。
工事が終わるまで、お邪魔します!