ちょっと前から話題になっている、Uber Eats(ウーバーイーツ)ですけど、皆さん利用したことありますか?

Uberって日本だとまだあまり馴染みがないですが、海外に出ると、かなりメジャーな個人タクシーみたいなサービスです。

東南アジアとかだと、普通のタクシーを使うよりもぼったくられたりする心配が少ないので、最近は、空港からでもホテルからでもUberでタクシーを呼ぶのがスタンダードになってきました。
私も何度も使ったことがありますが、感じの良い運転手が多く、メーターをちゃんとまわせとか、そういうやり取りをせずに済むので楽です。

タクシーだけじゃなくて、バイクのサービスもあるので、地元の若い学生もよくバイクタクシーとして利用しているのを見ます。

Uber Eatsは、それなら、人だけじゃなくて食べ物も運んじゃえってことで、生まれたサービスだと思います。

飲食店の商品などを第三者として出前してくれる、便利なサービスです。

そのウーバーイーツとUSENが業務提携を結んだと、日経が報じています。

USENと言えば、お店などで音楽を流すあのサービスです。

USENが持っている飲食店の顧客網を使って、ウーバーイーツの登録店舗を大幅に拡大できるのは、ウーバーイーツ側にとってわかりやすいメリットです。

一方、USEN側が本提携から得るメリットって思いつきますか?

私はぱっと見ただけでは全然わかりませんでした。

記事によると、店内飲食とウーバーイーツによるデリバリーの注文管理を連動させるために、USENが手がけるPOS(販売時点情報管理)レジを導入させるのが狙いのようです。

USENって、ホームページを見てみると、音楽以外も店舗経営に関連するサービスをかなりいろいろやっているんです。

外出自粛でレストランでの食事が敬遠されがちな中で、どこもテイクアウトに力を入れています。このタイミングで、ウーバーイーツに登録したいなと考えているレストランも多いでしょうが、店内飲食とデリバリーサービスを分けて管理するのが手間だなと、悩んでいるところもあるでしょう。

そこで、自社の顧客ネットワークでウーバーイーツの登録を促して、USENのPOSレジなら店内の食事も宅配も一元管理できますよ、新規導入しませんか、というのは上手い仕組みづくりに思えます。

USENにとってもウーバーイーツにとってもメリットがわかりやすく、相乗効果が期待できそうです。

こういうものって、法面工事を営む業者に置き換えたらどうなるんでしょうね。

この種の記事を読むたびに法面なら、土木ならと、3分くらい考えるものの、イメージできた試しがありません(笑)