アメリカの弁護士ドラマ、SUITSをずっと見ていると、アメリカのエリートたちの働く世界を垣間見ることができます。上司や同僚との接し方や関係性の違いが、日本とは全然違いますね。上下関係ははっきりありつつも、上司相手にも対等に意見をぶつけて権利を主張するし、友達だともよく言います。

それよりなにより、一番違うのは、ビジネスが成果主義というところでしょうか。うまくやれば昇進を求め、失敗したらYou’re fired.の一言ですぐにクビにされるような世界であるのは有名なところです。

ただこれはアメリカだからではなく、華々しく競争の激しいエリートの世界だから起こり得ることなのでしょう。

アメリカといえども、他の一般的な業界ですぐにクビを宣言していたら、すぐに社員がいなくなってしまうと思います。

土木の業界なんてその最たるところでしょう。

でも、健康的な経営をするためにも、モチベーションをもってみんなが働けるようにするためにも、やっぱり業界には人を惹きつけられるだけの人気というのは必要です。

どうしたら土木が新陳代謝の高い人気業界になるでしょうか。

Con-Techといって建設業系のスタートアップが土木業界を変えるようなことも言われていますが、まだまだそれで業界が変わるほどの本質的なところには達していませんよね。

週休2日やICTなどもいろいろと改革のように謳われており、弊社は積極的に実行しておりますが、土木の魅力を発信する本質がそこにないのも事実です。

当社がHPをつくったりまめにブログを更新したりしている理由のひとつは、みんなが、友達や家族に働いている先を紹介するのに使ってほしいからです。こんな仕事をして土砂災害を防いでいるんだと、その人の尊い仕事を知ってほしいからです。

滋賀県の小さな法面業者ですが、土木業界への人気を高めるため、社員が業界だけでなく世間からもその価値の分しっかり評価されて気持ちよく働けるため、健康的な経営ができるため、なにかできないかと考えない日はありません。