本日、建築業界で日本最大級の展示会らしい、JAPAN BUILDに行ってきました。
我々クラスの企業の土木用途にフィットする展示は意外と多くなかったのですが、歩いているとトレンドを感じられて勉強になりました。
なんというか、感覚的には、現場と離れたところからIT技術者に現場をくすぐられているような気分でした。
建設業界は、この先一体どうなるでしょうか。点群データも精度に課題はあるものの、月に1万円もあればスマホで簡単にとれ、ARで現場にも投影できたりと技術の進歩とそれにともなう価格の低下もめざましいですね。
外国人がビザを取得する際などは、土木の現場で施工を担う技術者は、単純作業を行う作業員という扱いをうけ、ビザを取得することができません。一方、設計者や施工管理者であれば高度人材として外国人を受け入れることができます。この単純労働扱いもそもそもおかしな話ですが、しかし、ここまでAIが賢くなってDXが進むと単純労働者は果たしてどちらでしょう?我々の業界で最後に残る部分は、間違いなく施工の部分ですが、AIができない施工は、単純作業なのでしょうか。
3次元の計測などもまたたくまに驚くほど手軽になっていますし、今は新しいCIMも操作がどんどん自動化されるのでしょう。
ICTツールを活用するノウハウを磨いている間にそれを追い越す勢いでICTツールのスペックのほうが高度化、低価格化しています。
それでも活用してノウハウを磨くべきか、あえて逆張りして現場施工のアナログ方向に特化していくべきか。
ソフトやAIの進歩が目覚ましい分、DXだからといって、時間や費用を投資したら間違いないと言うわけでもなさそうですね。一生懸命やっていたことが、新陳代謝を早めてぽんぽんと出来てしまう世の中になっています。
これならうちでも使える!しかも安い!でもかなしいかな、すぐに役立つものは、得てしてすぐに役立たなくなります。
P.S. 新コーナー「山田の履行報告(仮)」を楽しみにしているみなさま、来週アップしますのでもうしばらく楽しみにお待ちください^^