ICT法面工の適用工種は、法面整形工、植生マット工や吹付モルタル工や吹付法枠工が代表的なところですが、樹木がない法面が対象です。
樹木や落ち葉を残して自然斜面を保護する法面保護工は、環境にもやさしくSDGsの流れにも乗って環境保護と斜面保護を両立させたものです。
それがICT法面やDXの流れに乗れないのは、少しもったいない気がします。
ICT全面活用や部分活用の話と合わせてこれについてはまた詳しく書きたいのですが、ICT法面工は建設機械による法面整形工を前提にしているようなところがあります。我々が主に行う吹付モルタルなどは、ICT建設機械で施工して施工の生産性が向上するものではないので、ICT活用工種の中でも特殊な部類にあたります。
ましてや山を切りもせず落ち葉を残して自然斜面をワイヤーとロックボルトで施工する法面保護工なんて、特殊中の特殊ですよね。