コロナのせいでいろんなイベントや会議などが後ろ倒しになっているので、今は時間ができたけれど、夏以降のスケジュールが詰まって困ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
さて、こちらは斜面を崩壊させる模型実験を行うにあたって、どんな装置がどんな寸法で必要か試行しています。いわば実験前の実験なのですが、ソフト上での実験はコストがかからないのが利点です。実際モノを作って試していたら大変ですもんね。
天端に載荷して斜面を崩壊させるため、載荷幅や載荷位置、模型地盤形状などを試行錯誤中です。普段は斜面が壊れないように施工するのが仕事ですが、いざ壊すとなると、狙い通りのすべり線で壊れるような載荷パターンを見つけるのは意外と難しいですね。
載荷位置から小さな円弧の崩壊が発生しやすいでしょうが、できればすべり線をAよりも大きく、B、Cに近づけられるのが理想です。
この方法では限界があるので、FEMでも解析してみます。