(株)大翔が提案した「フィリピン国 森林保全と地すべり対策を両立した斜面防災技術導入に関するビジネス化実証事業」が、JICAの民間連携事業である2024年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」のうち「ビジネス化実証事業」に採択されたことをお知らせします。

当社は、2024年10月に完了した同じくJICAの民間連携事業である案件化調査の成果を踏まえ、本事業では、フィリピンの斜面防災(法面保護工事)分野でのサービス提供体制・オペレーション体制の構築、事業の実証活動を行う計画です。

具体的には、森林保護と斜面保護を両立した法面保護工法導入をメインに、ICT活用による法面工事のDX化も推進する事業の実証活動を行います。日本と同様かそれ以上に地震や台風、大雨に起因する土砂災害(地すべり)が頻発するフィリピンの開発課題を、当社の技術(事業)で解決することを目指しています。

当社にはフィリピンからの技能実習生や他国からの高度人材も在籍しており、フィリピンでの事業展開で培ったノウハウを国内に還元して技術力を向上させるほか、日本とフィリピン2国間の人材還流も見越して事業を進めていきます。

また、滋賀県長浜市からSDGsにビジネスで貢献する中小企業があるということを積極的に発信していくことで、建設業の魅力向上や地元活性化にもつなげていきたく考えております。

~~以下、JICAウェブサイトより引用~~

 JICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」とは

中小企業・SDGsビジネス支援事業は、開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを支援いたします。JICAは政府開発援助(ODA)を通じて築いてきた開発途上国政府とのネットワークや信頼関係、ノウハウ等を活用し、価値の共創に取り組んでいます。

ビジネス化実証事業とは

事業目的:開発途上国の課題解決に貢献し得るビジネスの開始に向けて、製品/サービスに対する顧客の受容性を確認した上で、現地パートナーを確保してビジネスモデルを策定する。収益性の検証と製品/サービス提供体制・オペレーションを構築し、ビジネスプラン(事業計画)を策定する。