
今日はずいぶん暖かかったですね。車も暖房いらずでした。
穏やかに晴れて琵琶湖も波がなく、空と湖面と山が淡いブルーで、それぞれの境界が曖昧な、きれいな日でした。
この暖かさが嘘のようなつい数日前、能登の雪の中で野うさぎよろしく測量をしてきました。
地震で被害を受けた現場の測量だったので、舗装に亀裂が走っていたり、まだまだ生々しさが残る状況のなか構造物の変状状況を地上型レーザースキャナーで計測する業務でした。
気づけば弊社のICT測量チームも、第3世代がメインで実務をこなせるようになっています。ノウハウを引き継ぐときは、先輩がいろいろと手探りで広く探って手に入れたエッセンスを凝縮して引き継ぐので、ICTが活用できる新しい人材が育つのも早いです。今回のように新しい人材がメインで現場計測を行うと、現場で大小さまざまなトラブルにも直面しますが、しばらく試行錯誤したあと先輩に電話を一本入れれば解決します。
上手くいかずにぐりぐりやっている時にこそいろいろな技術が蓄積されるもので、現場でそれらの経験も積みながら、現場に支障がないように即座に解決もできるこのサイクルが自社で回っているのは強みです。
雪の中を据替え据替え軽やかなステップで計測し切った2日間でした。