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(株)大翔は、令和6年度近畿地方インフラDX大賞にて、『優秀賞』を受賞させていただきました。
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近畿地方インフラDX大賞は、大変光栄なことに3年連続で受賞させていただいておりますが、その一つ一つ中身は毎回違った取り組みです。
法面業界の実務者にとってはどれも革新的な取り組みだと自負してはいるものの、この規模の賞の選考で重複だと捉えられずに毎回違いを理解していただいていることに半ば驚きながら、拾っていただいていることに深く感謝しております。推薦してくださった滋賀県土木事務所の方々および選考委員の皆様にお礼を申し上げます。
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今回の取組をもって、法枠工、グラウンドアンカー工、BIM/CIM、吹付モルタル工、落石防護網工、法面工事のDX(ICT活用)、女性技術者の活躍等の一連の成果を近畿地方および本省のインフラDX大賞ですべて評価していただくことができました。
今回の現場では、老朽化モルタル吹付法面の維持補修工事をするにあたって、単位面積当たりの部材管理や計測、落石防護網の出来形管理も点群データだけでなく、写真もうまく活用しながら取り組みました。
現場が高所かつ急勾配であり、単位面積当たりの部材管理も多く煩雑であったことから、施工管理者の昇降回数を減らして効率的に管理したいということで模索した取組でした。落石防護網の出来形管理も同様で、できるだけ支柱を登らずに管理できればということで、レーザースキャナーの反射強度のデータやドローンの写真による目視計測を効率的に使って管理することに成功しました。

法面工事のICT活用やDX化では、直接ICT建機での施工による生産性向上は見込めないのですが、施工管理の高度化や安全性の向上、若手・女性活躍が見込めるので、ここまでそれを高く評価していただきました。
法面工事における点群活用(生産性向上)をやり切った中で、当社にとってここから先のチャレンジは、i-Construction2.0の3つの柱(①施工のオートメーション化、②データ連携のオートメーション化、③施工管理のオートメーション化)にいかに対応していくかです。
ICT建機での施工が現時点で不可能な法面工事は、オートメーション化というテーマは比較的対応が難しいテーマだと考えています。まずは、②データ連携のオートメーション化、③施工管理のオートメーション化に取り組むチャレンジを進めていく所存です。