各産業界で話題になっているiphoneやiPadにLidarが搭載されてしばらく経ちますが、土木向けのアプリやソフトウェアも続々登場して、現在は±5cmの誤差で点群データを取得できるようになっているようですね。
国交省の出来形管理でも小規模土工での活用が認められたほか、1点の加点もあるようで、活用が遅れていた小規模土工でのICT活用が進んでいるようです。
iphoneが地上型レーザースキャナーの代わりになるため、導入コストが格段に安く運用しやすいのも大きなメリットでしょう。
iphone単体ではだめで、下記のような各種アプリやソフトを使っての計測となりますが、5cmの誤差が許せれば使い道は多くありそうです。標準だとapple製品のLidarの照射距離は5mのようなので、活用が限られますが、外付けのものをつけると照射距離が延びるようです。下記は、SfMなどドローンの写真測量技術などで有名なスイスのPix4D社のviDocというアプリです。国内でもいろんなアプリがでています。
地上型レーザースキャナーやUAVを導入して測量するのはちょっと。。という方でもこれなら現場単位で導入して活用することができそうです。
小規模土工以外のICT土工などにどこまで対応できるかはこれからでしょうが、3次元測量がどんどん手軽になってきましたね。
ICT法面工の3次元計測規格の誤差1cm以内の精度を満たせるのはまだ先でしょうけれど、工種によってはレーザスキャナーやドローンにすぐにでも置き換わるポテンシャルを持っていそうです。