草木が茂った道路下法面の起工測量のため,道路下の河原にレーザースキャナーを据えて3次元測量を実施しました。

測量のため簡単な伐採をしたといっても,大きな樹とその葉が邪魔になるので,今回のドローンは写真撮影のみで,レーザースキャナーに活躍してもらいました。河原から全体像を取った後,川を渡って法尻から法面を見上げるように測量をすることで,枝の下から,葉の下から,法面全体の3次元点群データを取得することができました。

各現場ごとにあの手この手で3次元測量を行っていますが,いずれにしても従来の測量方法より早く済みます。さらに取得した3次元点群データは,起工測量用の横断を切るためだけでなく,施工中にも重宝します。

ICT法面工が適用される工事かそうでないかは関係なく,施工会社にはすでに欠かせないものになっています。