株式会社大翔は、このたび国土交通省 近畿地方整備局より
**「インフラDX認定建設会社」**として認定されました。
■ インフラDX認定制度について
本認定は、ICT施工の実践および継続的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の取組が評価され、インフラ分野において先進的な技術活用を行う企業に与えられるものです。
■ 当社の取り組み(ICT法面工・DX)
株式会社大翔は、滋賀県を中心に**法面保護工(法枠工・鉄筋挿入工等)**を専門とし、人が法面上で施工を行う現場において、ICTおよびDXの導入を進めてまいりました。
一般的なICT施工のようにICT建設機械を用いた施工ではなく、
人力施工が主体となる法面工において、施工管理分野でICTを活用することが当社の特徴です。
■ ICT法面工(施工管理の高度化)
- UAV(ドローン)による写真測量・レーザー測量
- 点群データを活用した出来形管理
- 危険を伴う斜面上での計測作業の削減
法面工では従来、作業員が斜面上で直接計測を行う必要がありましたが、
3次元計測技術の導入により、データ上での計測作業が可能となり、安全性向上と生産性向上の両立を実現しています。
施工それ自体にこそICT建機は使えないものの、実際の現場では、測量・出来形管理における斜面作業の大幅削減や施工効率の向上が確認されています。
■ 女性技術者の活躍とDX
当社では、女性技術者がパイロット・測量担当者として現場の最前線で活躍しているのが大きな特徴です。
従来の法面工では、急傾斜地での昇降作業が大きな負担となり、
現場業務への参画に制約がある場面もありました。
しかし、ICT法面工の導入により、
- UAVを用いた遠隔計測
- 点群データによるデジタル管理
が可能となり、
安全を確保したうえで、女性が現場管理に関わることができる環境が整いました。
実際に、3次元計測業務を担うことで、
女性技術者が現場管理の中心的な役割を担い現場に不可欠な存在になっています。
■ 法枠工におけるDX(データ活用)
当社では、厳しい計測精度が要求される法枠工の出来形管理において、点群データを活用した手法を導入しています。
- 桁間隔・桁高・面積などの出来形を点群上で計測
- 従来の人手計測に比べ、安全かつ再現性の高い管理
- 面的な評価(ヒートマップ等)による品質の可視化
点群データを活用することで、
従来は人が斜面上で行っていた計測作業を削減し、
クリック操作による効率的な出来形管理が可能となります。
■ 研究開発・学会発表の取り組み
株式会社大翔では、現場でのICT活用にとどまらず、
自社の実績に基づくノウハウを土木学会・地盤工学会等にて公表してICT法面工を普及させるため、継続的に研究発表を行っています。
主な内容として:
- UAV写真測量による法枠工の出来形管理手法の確立
- 3次元計測データを活用した厚さ管理(桁高管理)手法の提案
- デジタルツインを活用した施工管理の高度化
これらの研究では、
法面工特有の「凹凸形状」「死角の多い斜面」に対応するため、
複数の飛行条件を組み合わせた計測手法や、
面的に出来形を評価する技術を開発・検証しています。
■ 令和5年度 インフラDX大賞 優秀賞
これまでの取り組みが評価され、
令和5年度 インフラDX大賞 優秀賞を受賞しております。
今回のインフラDX認定は、これらの実績に加え、
継続的なDX推進体制および今後の生産性向上などへのさらなる展開が評価されたものです。
■ 滋賀県からのICT法面工の推進
滋賀県においては、急傾斜地対策や法面保護工の需要が高く、
安全性と効率性の両立が重要な課題となっています。
株式会社大翔は、ICT法面工およびDXの推進を通じて、
- 安全性の向上(高所作業・危険作業の削減)
- 出来形品質の向上
- 施工管理の効率化
に取り組み、地域インフラの維持・向上に貢献しています。
■ 今後の展望
今後も株式会社大翔は、
ICT法面工およびDXのさらなる高度化を進めるとともに、
- 技術開発
- 人材育成
- 現場への実装
を通じて、法面保護工の生産性を向上させ新たな価値創出に取り組んでまいります。
今後とも、株式会社大翔をよろしくお願いいたします。
















