9月29日(金)に「第4回京都府建設DX推進プラットフォーム」が開催され、法面工事でのDX取組事例についてお話する機会を頂戴しました。
京都府に住んでいた期間があるので、勝手ながら個人的にとても楽しみにしていました。
弊社がお話したメインの内容は、グラウンドアンカー工でのCIM活用です。
3次元CADでグラウンドアンカーを管理することで従来よりも干渉回避が効率的になった点や、
デジタルツインで現場を動かしていくことでデータ上でシミュレーションが可能になり、より高品質な管理が可能になっていることをお話しました。
質疑応答の時間でも多くの意見と質問をいただき、若手とベテランの連携やDXに取り組み始めてからの社内の意識変化など、ディスカッションによって新しく見えてくる部分も多くありました。
今回の会議全体での主な議題は、建設業界の将来像に向けたロードマップです。
一言でDXといってもアプローチの仕方は様々で、ICT建機を活用した生産性向上やBIM/CIMによるデジタルツイン、遠隔臨場などできることはたくさんあります。
国や県がロードマップを示してくれると、まず自社が取り組みやすい分野からすぐにチャレンジできるのでとてもありがたいです。
DX拡大のベースになる将来の担い手が建設業では不足しているため、魅力発信も今働くわたしたちの大切な役割です。
先日のけんせつみらいフェスタではこどもたちがキラキラした笑顔で重機展示やワークショップを楽しんでくれていたので、その興味が大人になるにつれて薄れてしまっているのは寂しいですね。
弊社でも年に何度か現場見学会を実施していますが、もっと小中高生、大学生と関って建設業の魅力が伝えられたらいいなと思います。
主催の京都府建設交通部指導検査課のみなさま、オフライン・オンラインでご参加されたみなさま、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。