![](https://sd-daisho.com/wp-content/uploads/2023/02/CIM.jpg)
法面工事におけるCIM活用について、今回は具体的に活用の様子をお伝えしていきます。
今回の現場でCIMを活用している主な目的は、グラウンドアンカーの干渉を確認するためです。
明確な基準はないものの、アンカー体同士が1.5m以上離れていればグループ効果を考慮しなくてよいという文献があるので、設計通りそれにならってグラウンドアンカーの干渉チェックを行います。
この設計照査ですが、2次元図面ではとにかくわかりにくいです。
そこで、3次元モデルを作ってそれぞれのアンカーに情報をリンクさせてCIMの活用に取り組んでいる次第です。
![法面工事CIM_グラウンドアンカー](https://sd-daisho.com/wp-content/uploads/2023/02/CIM_グラウンドアンカー-e1677572415287.png)
干渉の範囲をわかりやすくするため、干渉範囲を円柱で表現しています。
さらに、施工時の削孔角度の誤差分の影響範囲を考慮して、深さに応じてそれぞれの半径を微調整しています。
削孔角度の誤差分も干渉範囲に加えると、わずかに干渉することがわかりました。
![CIMグラウンドアンカー法面工事](https://sd-daisho.com/wp-content/uploads/2023/02/CIMグラウンドアンカー法面工事.jpg)
![法面工事CIM活用_グラウンドアンカー](https://sd-daisho.com/wp-content/uploads/2023/02/法面工事CIM活用_グラウンドアンカー.png)
この辺りはCADの自動判別なので、人為的な確認ミスが起こりません。
干渉チェックに使えるのはもちろんですが、3次元モデルがあると説明資料としてだれの目にも明らかで重宝しますね。
法面工事でもCIMが役に立っています。