人工知能(AI)や機械学習に欠かせないプログラミング言語Pythonですが、別にそれを使いこなしてロボットが作れなくても、ちょっと使えればいいのになと思う場面がよくあります。

ちなみに、学生のころにフェイスブックの創業ストーリーを描いたデヴィット・フィンチャー監督の「ソーシャルネットワーク」という映画を観たことをきっかけにプログラミングに手を出そうとしたことがありました。その当時、何の言語を学んだら良いのかわからなかったので、HTMLとCSSから始めようと思って、ホームページもどきをつくっただけで限界を感じ、プログラミングにすらにたどり着けずに挫折しました。

プログラミングは挫折しましたが、ソーシャルネットワークは人生で一番観た回数が多くて影響を受けた映画です。いまだに定期的に観ています。ソーシャルネットワークの中で、ザッカーバーグの親友だったエドアルドが寮の窓にアルゴリズムをさらさらと書くシーンがあるのですが、そのシーンを観ても結局数学ができないとだめなのかとプログラミングに手を出すのをやめました。

ただ、ビジネスを立ち上げるときのベンチャースピリットや人間ドラマがデビットフィンチャー的な世界観で描かれていて、とりあえず作業中に流しておくだけでもモチベーションが上がる映画です。

それはさておき、Pythonはちょっと使えるといいのになと未だに思います。いまだにというか、プログラミングはこれからの英語といわれるくらい子どもたちのカリキュラムにも組み込まれるらしいので、これからますます使いたいと思う機会が増えそうです。

たとえばFEM解析をしているときなんか、土質定数や削孔長などちょっとしたパラメータを変えながら計算を回し続けて、この安全率がでたら止めるみたいにできたらなと思います。そう思い続けて、結局いつまでも手動でパラメータをいじりながら計算を繰り返しています。
FEM計算って何パターンも計算を回すのが常なので、FEMソフトはもともとPythonを使っていろいろ回せるようになっているんですが、暗中模索になることがわかっているので結局触れずにいます。

ところが最近、FEMとはまったく別件ですが、有難いことにとある先生の研究室にご助言をいただく機会がありました。

その助言をどうしても試してみたくて、PythonのOpenCVのライブラリを少し覗いてみようと思います。

もちろん、ソーシャルネットワークを流しながら気分だけはザッカーバーグで。