新年明けましておめでとうございます。
2023年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

クリスマス寒波から年末年始まで、全国的には寒波でしたが、滋賀県は幸いにも例年より雪の少ない過ごしやすい年末年始となりました。年末年始、みなさまはいかがお過ごしだったでしょうか?

世界情勢だけでなく業界の動向も変化の大きい昨今ですが、令和5年度国土交通省予算概算要求によると、建設業界を通して、防災意識やDXやBIMの社会実装がますます加速する1年となりそうです。

ところで、今年は、いよいよ自動運転のレベル4が4月より過疎地域など地域を選んで解禁されます。

自動運転のレベルは、6段階に分かれております。レベル4は、最終レベル5の一歩手前です。レベル4になると、場所は限定されますが運転手が必要なく無人の車が自動で公道を走れるようになるので社会的インパクトは大きいですよね。

一見、建設業にダイレクトに関係はなさそうなのですが、自動運転の技術は、かみ砕くとLiDARによる点群データ計測やAIによるデータ識別技術、位置特定技術、走行ルートのプランニング技術などからなっております。つまり、i-Constructionにおいて核となる技術分野ばかりなので、自動運転の実用化が進むとその技術がi-Contructionにどんどん流用・応用されるはずです。

UAVやTLSを用いた3次元計測自体の手間や難易度も格段に下がるでしょうし、データ処理もAIが賢くなるにつれて現在マニュアルでやっている作業がどんどん自動化されるでしょう。
現行ではまだ高額なソフトを購入してソフト上で点群処理を行っていますが、安価に利用できるSaaS(Software as a Service = インターネットで利用できるサービス)が官民でどんどん普及しています。iPhoneでの点群データ計測もどんどん普及して、ICT土工やICT法面工などi-Constructionへの敷居がどんどん下がっていきますね。

今からいろいろと動きのある年になることが予想されますが、本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。