弊社が入る法面工事現場では、必ず設計照査として法面の安定計算を行います。

この安定計算は、五大開発の補強土などのソフトウェアを使って操作方法などを覚えれば、ある意味計算は誰でもできます。

ただその計算結果をどう判断するか、どういう条件で計算を行うか、そこには高度な工学的な判断力が必要ですので、結局計算ができるだけでは事実上実務で使い物になりません。

ICTやソフトウェアが手元のスキルのギャップは埋めてくれますが、結果を判断する力のあるなしが大切です。そのうちビッグデータなどが蓄積されて、AIがその辺も解決してくれるのでしょうか。法面のビッグデータってマニアックすぎて笑えちゃいますが。

3次元で点群を取ってソフトに放り込んだら、勝手に危険な断面で横断を切って安定計算もして、最適な補強材の配置や対策工の設計までしてくれる未来も近いのでしょうか。