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2025年2月20日にマニラで開催された、在フィリピン日本国大使館主催の令和6年度天皇誕生日祝賀レセプションににて、フィリピン側に日本の魅力をアピールするための企業展示のひとつとして(株)大翔を紹介していただきました。

在フィリピン日本国大使館に選んでいただいたということで、先日ブログでも紹介しましたように展示物もいつもより工夫して製作しました。移動前に製作すると壊れてしまう品は、マニラのホテル到着後に最終組み立てを行い設営を完了できました。
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手作り感はかなりありますが、ナチュラルでかわいらしい見た目は好評でした(とくにSeriaで入手してテーブルの上に敷き詰めた草のマットが人気でした笑)。斜面防災や法面工事というのは多くの人には刺さらないものですが、何名か異常に食いついてこられる方々がいて、よくよくお話を聞いてみると道路ネットワーク関係の方であったり、建築家であったり、フィリピンの斜面崩壊対策に悩んでおられる方々でした。こういたパーティーなので、みなさんドレスアップしておられ、とくにフィリピンは女性のエンジニアも多く、本当に見た目だけではどんな業界の人かわからなくてそれがおもしろかったです。
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斜面崩壊、モルタル吹付、ユニットネットなどの模型を展示しておりました。運搬の関係でどうしてもこのくらいのサイズが限界でしたが、国内で出展するときなどはこの倍くらいのスケールで製作するとさらに迫力ある模型が作成できそうです。言語が違う国なのでなおさら、材料やカタログよりも法面工事全体のコンセプトを表現することのできる模型の効果を感じました。
法面工事の削孔やモルタル吹付、法枠などの施工面はもちろんなのですが、フィリピンでも当然のように3次元計測やDXについて質問を受けどこまでできるのかなど聞かれます。設計でも施工でもICTでもフィリピンと日本の斜面防災レベルにそれほどの大きな差があるわけではありませんので、日本の技術を紹介しても別に目新しいものではないので手放しで感動などはしてもらえません。でも、その段階に達している国だということに価値があります。
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このような場に参加させていただくと、日本のプレゼンスや技術力の優位性が過去のものになってしまわないように、我々も自社の分野で技術を発信してフィリピンに役立っていきたいと改めて思います。海外旅行をしたり、海外で事業活動を行うと誰しも日本人であれることの価値を感じるはずですが、それも過去の事業家や政治家などが海外で悪戦苦闘した実績の上に成り立っています。
”世界で日本のプレゼンスを高める!”というのは、本当に日本を代表してくださっている企業様や政治家におまかせするしかありませんが、”フィリピンの斜面防災分野で日本のプレゼンスを高める!”ことは(株)大翔にできます。
とりあえず現場施工、に向けて今年は取り組んで参ります。