先日の投稿では、斜面を3次元モデル化(CIM)し、地盤内のグラウンドアンカーの相互干渉の照査を行っている状況を紹介しました。
グラウンドアンカー工はICT法面工の対象工種ではありませんが、i-Construction(ICT法面工)というのは、CIMやDX、デジタルツインといった広義の意味でのICT活用のほんの一部でしかありません。
今回は、サイバー空間上で法面工事の仮設工の検討をしている状況を紹介します。
グラウンドアンカーの工事において、仮設足場の段取りやクレーンの段取りは予算や工程を左右する重要な要素です。今回は、施工前に3次元モデルを使って、クレーンの作業半径を検討しました。
ICTの活用を進めて法面工事の生産性はもちろん、安全性も向上しています。